株式会社 サンワ興建

スタッフブログSTAFF BLOG

『30年間で9分の1』。

2019.02.17

本日の北羽新報さんの記事もまた、

実に読み応えのある内容でしたが、

能代市の商業地の地価下落、

この30年で9分の1だそうです。

驚きというか、涙も出ないような、

そんな惨劇たる数字に…。

 

いわゆる地価も路線価も、

土地売買取引の参考になりますけれど、

実態は、もっと切実です。

売れない土地や、値段が下がり続ける土地は、

この地価や路線価よりももっと、

実売価格が優先されるのです。

需要と供給で考えれば、当然ですね。

 

旧市内、柳町や中和から畠町、そして花園町、

昔は坪20万以上したなんて時代が、

この30年前あたりでしょうか。

能代が最も勢いがあった時代なんでしょう。

 

能代は何も商業地だけでなく、

どこも土地の値段はどんどん下がっているわけで、

土地売買は、マジで早く売るのが鉄則、

毎年下がりますから。

 

中心市街地の活性化ができないのは、

こうした商業地自体の需要の減少や移転など、

それで付加価値の創出が困難になり、

さらに悪循環の負のスパイラルは止まらない、

結果地価も何も下がりに下がり、

もう手がつけられない、これも一因なのです。

栄華あれば、衰退あり。

逆に郊外では、地価上昇というか、

昔より需要が大幅に伸びたところ、

はい、四小学区周辺や東能代ですね。

昔は、もっと低かったようですが、

今では、坪7万から8万程度です。

 

大手資本のデパートやショッピングセンター、

これが成り行かなくなるレベルです。

平成とともに歩んできた能代の商業地は、

平成の終わりとともに、完全に埋没一歩手前、

畠町から柳町の栄華を知る最後の年代としては、

やはり、寂しい気持ちが多いです。

30年でこんなになるってのは、

誰か予想できたんでしょうか!?

 

PAGE TOP