株式会社 サンワ興建

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『電気代が高い』!?

2019.01.28

毎月の電気使用量と料金について、

しっかり見ている人はどれくらいでしょう?

ここ数年で、何となく電気代が高くなった、

そう感じる人が、徐々に増えてきています。

 

通常は、家での暮らし方のコツを理解し、

年々、電気代は下がるというのがセオリー、

しかし、下がるどころか横ばいなら上出来、

ほとんどのご家庭で右肩上がりなのです。

これは、なぜか?

 

はい、再生エネ賦課金の上昇です。

これによって、どのご家庭も電気代が上がっている、

非常に悩ましい問題なのです。

いわゆる地球にやさしい再生可能エネルギーへの転換、

これを目指して始まったFIT固定価格買取制度、

これには、脱原発なんかも絡んでいたわけですが、

再生可能エネルギーの促進と普及に向け、

行政も一気に流れを作りました。

再生可能エネルギーへの転換を実現するため、

広く一般家庭にも負担してもらう、それが賦課金。

スタート時は、そんなに高くなかった賦課金が、

なんと今では、スタート当初の10倍超、

これが原因です。

驚かないでくださいね、

この賦課金は、もっと上がると言われています。

 

おそらく、どのご家庭でもそうなのでは?

毎月の電気代の約1割超がこの賦課金です。

自分で使っていないのに…、です。

一度、ご自宅の電気料金の内訳を見てください。

きっと、ビックリしますよ。

電気使用量が増える冬なんかはですね、

賦課金も比例して上がりますから、

その額に、驚愕…。

 

なぜ賦課金は毎年高くなるのか?

しかも、国の試算より、ずっと早く高く…。

そんなの、おかしくない!?

再生可能エネルギーが拡大するほど、

この賦課金は、上げざるをえないのが実情。

しかし、国民の多くは、毎年上がるこの賦課金、

ほぼ知らない人が多数、マスコミもだんまり…。

これが消費税だったら、こうはなりませんよね。

 

どうして賦課金だけが、水面下で注目されないのか、

そこには、深い闇とカラクリがあると言われます。

超低金利時代で高利まわりの産業用売電ビジネス、

この人たちの買取価格分をカバーするために、

賦課金が上がっているとも言われています。

おっと、これ以上は言えませんけれど、

賦課金がどんどん高くなる理由というのは、

マジでこれ以外にあるのでしょうか。

 

ですので、この再生エネ賦課金上昇分を、

一般家庭では、どうやって抑えるか、

ポイントは、これに尽きる。

間違わないでくださいね、

電気代が高いのではなく、

賦課金が高いのです。

残念ながら、対策はですね、

使う電気を減らす以外に、ない。

いわゆる自家発電でもしないと、

電気使用量は減らすことができません。

これが問題だと、私は思う。

 

再生可能エネルギーの普及が国民生活を圧迫、

そんなのは、本末転倒だという意見も、

それでも、脱原発や地球環境をという意見も、

両者の争いは、今後もますます問題になるでしょう。

再生エネ賦課金の推移は、実に重要です。

覚えておきましょう。

 

私は決して再生可能エネルギーに反対ではない、

誤解のないように、そういう立場ではない。

クリーンなエネルギーへの転換は、

時代の流れから、必要不可欠であり、

特にエネルギー自給率の低い日本は、

この問題は避けて通れないのです。

しかしながら、どうしても利権的閉鎖的な、

何だか一部のみが潤っている的な、

日本の再生可能エネルギーの現状、

これには疑問が残るというだけ。

再生可能エネルギーの普及が、

国民の賦課金負担もそこまででないのなら、

文句は一つもない。

 

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