『平成の終わりに昭和を思う』。
2018.11.18
平成生まれのお客様が家を建てる時代です。
そのショッキングたるや、凄まじかったですが、
その平成だって、もうすぐ終わろうとしています。
昭和から平成を生きている側からすると、
平成って、すごく世の中が変わった、
そういう印象を受けますが、だからこそ、
昭和の懐かしさが、今際立ちます。
昭和はですね、テレビから流れる音を、
ラジカセでカセットテープに録音、
信じられませんよね、今では。
カセット→CD→MDへの変遷、
懐かしい。
電話だって、黒電話や公衆電話で過ごした時代から、
今では、誰でもスマホ持っている時代へ。
今の子って、10円握りしめて公衆電話とか、
テレカとか、知らないでしょうね。
あ、ポケベルなんてのもありましたっけ。
連絡がつかない時代が、普通であったなんて、
今では考えられません。
パソコンじゃなくて、まずワープロでしたからね。
テレビは、夜になると砂嵐ですが、
それ以前に、チャンネルはガチャガチャ、
たまに映らなくなって、叩いて直るという不思議。
いわゆる土曜は半日学校の、半ドンだったんですよ。
タバコが今の半分以下でで変えた時代。
消費税だってなかった時代。
家も、大きく変わったと言われます。
昭和の時代の家と、平成の時代の今の家。
一番違うのは、やはり間取りと広さ。
冠婚葬祭は、家ではやらない。
客間と和室二間続きが、なくなりました。
廊下を隔ててというプランニングは、
今ではもうほとんどありません。
昭和の家が、次々と減っていく。
それは、老朽化だけではなく、
後継ぎがいないという問題、
むしろ、そっちの方がメインでは。
しかし昭和の家には、風情があった、
そういう建物は、もちろん残していきたいですが、
リノベーションというレベルで済まないケース、
ほとんどの家が、そうです。
平成の終わりに昭和を思うと、
少し切なくなるのは、私だけでしょうか?