株式会社 サンワ興建

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『秋田のドローンの現状』。

2018.04.08

実際に、私を知っている人であれば、

直接ドローンに関する質問や問い合わせもあります。

別に、ドローンを生業にしているわけではないのですが、

このブログで、度々飛行実績を載せたり、

ドローンの話題をしているからでしょうか?

「秋田のドローンの現状はどうなっている?」

ある筋の方から、聞かれたんですよね。

はい、ぶっちゃけ詳しくは知りませんけれど、

私で良ければということで、ちょっと調べました。

実際に平成29年度に東京航空局に提出された、

ドローン飛行許可承認がベースですが、

これは、誰でも見ることができますので、

みなさんも興味があれば、どうぞご覧ください。

はい、その数8330件です。

東日本の管轄ですから、このくらいあります。

そのうちの、関係なさそうな日本全国包括申請は、

正直、今回はチェック外としたいと思います。

そこまでチェックはできません。

それ以外の、純粋に秋田関連ということで、

さあ、いってみましょう。

まずは行政から。

我が秋田県は、申請していないようです。

ということは、秋田県はドローンに関して、

自前で飛行させ活用するということはしていない、

関係団体と協定を結んだというニュースも、

これまで聞いたこともありません。

観光やインバウンドはもちろん、災害その他など、

ドローンの無限の可能性を考えれば、

専門部署と専門部隊があってもいいのでは。

これは、非常に残念でなりません。

さあ、続きまして秋田市。

はい、県に同じ…。

しかし、関係団体と災害時等における協定を結んでおり、

この点では、県よりは一歩進んでいます。

では、残りの市町村は?

ん、二市町村が引っかかりました。

はい、三種町が一度町長名で申請していました。

時期的に、おそらくサンドクラフトや町のイベントでしょうね、

これはとても評価できることです。

わかっている人が、いるということですから。

残念ながら、今はもう期限切れとなっていますが。

そして、由利本荘市も申請をしております。

何に活用したのかは、正直わかりません。

それから、数年前からですが仙北市は、

確か国のドローン特区でしたけれど、

特区だからこそ、行政として申請はしていないのか、

そのへんまでは、わかりませんでした。

しかし、ドローン関連のイベントを行っていたり、

秋田県では、ドローンについては一番進んでいるはずです。

今もそうなのかは、わかりませんが。

行政だって、いち早くドローンの活用をするべきである、

これは、絶対に間違いないと思います。

次は、秋田県警察本部。

はい、29年度にきちんと申請しております。

警察とドローン、その活用だって無限大だと思います。

県民の安全と安心のために、ドローンの活用、

実際に飛ばしているところを見たことはないですが、

素晴らしいことです、ありがたい。

それから、ネクスコ東日本、高速道路系ですね。

万が一に備え、しっかり申請しております。

事故調査や、整備点検目的でしょうね。

海上保安庁も、もちろん申請しています。

続いて、消防。

消防のくくりは、広域となっているところもあるため、

正直私にはよくわかりませんが、申請からすれば、

県北から大館市、北秋田市、

中央では秋田市、

県南では由利本荘、大曲仙北、

この管轄がドローン申請をしております。

火事や救急、災害その他緊急のケース、

実は消防が一番ドローンの活用があるのでは、

世の中ではそう言われておりますが、

これに能代山本がないのが、すごく残念でなりません。

次は、マスコミ関係。

朝日放送、河北、さきがけ、CNAがありました。

それから、空撮業務系はしっかり申請しています。

教育系でいけば、大学がほんのわずか、

山形大学さんが秋田の鹿角だったか!?

特筆すべきは、土木建設系は多いです。

やはり、今はもうドローンなしでは置いていかれます。

事実、公共工事ではドローンが必須という入札、

もう珍しくはないですからね。

その他、農薬散布等で農業系も申請は多く見られます。

最後に、個人趣味系はかなり多いです。

秋田県内にも、ドロナーが多数存在していることが、

この申請を見ると、明らかです。

超簡単にまとめましたけれど、

落としている行政や関係機関があれば、

大変失礼をお許しください。

これが、おおかた秋田のドローンの現状です。

当然ながら、許可承認が必要ない空域での飛行であれば、

これにはひっかかりませんけれど、

そんなのは、わずか一握りであり、

許可承認なしで積極活用、それはありえない。

平成30年度は、是非とも能代市の奮起に期待したいところです。

どこから手をつけるのか、様々あろうけれど、

能代の魅力PRや観光インバウンド対策での空撮、

そして災害時等における協定、

これは、もはや必須ではないでしょうか?

なんぼでも、協力できることはありますが、

要は、本気になってやるかやらないかだと思う。

イベント毎に、どこでも何でもドローン飛行禁止ってのは、

もうやめた方がいいと思います。

 

 

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