我々の世代ではもはや、
戦争については、今では伝承でしか、
その惨劇や辛さを知ることはできません。
父母の時代だって、今では少数派、
祖父母の時代であったわけですからね。
幼心に、親の実家に飾ってある、
マイグランパの戦時中に撮られた写真、
ふ~ん、その時はそれしか感じなかったものです。
それから、大人になってからですが、
広島にも、長崎にも行ったことはありますが、
沖縄や熊本にも、行ったことはありますが、
本当に、こんな時代があったという現実、
言葉にならない、その数々。
今日のこの日だから、改めて思うこと。
憎しみからは、何も生まれない。
愛ゆえに、争いがなくならない。
今でも、世界では戦争とはいわないものの、
争いや紛争は絶えません。
そして、世界情勢は、どちらかと言えば、
むしろ、どんどん不安定というか、
テロ等を含めれば、確実に危険度は高まっている。
平和とは、尊いものであり、
であるからこそ、難しいもの。
戦争を知らない世代は、戦争を語れない、
このジレンマと、月日の流れは、
どんどん戦争に対する意識を遠ざける。
まあ、考えるだけもまだマシだ、
そういう意見もありますが、
私のまわりにも、戦争を体験した世代が、
どんどん減ってしまいました。
先の時代を生きてこられた方々への感謝と敬意、
これだけは、忘れることはあってはならない、
私は、そう思う。
だからこその、お盆です。