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『固定資産税が1.8倍』!?
タイトルだけ見れば、ドキッとする人もいるのでは。
今日は、耕作放棄地についての話です。
世界的に、TPP妥結に向け動いていることは、まあ誰もが知るところです。
そこで日本も農業の再生というか、農業の活性化を目指す、
強い農業、儲かる農業、大規模農業への流れを、どうにかしたい、
このほど政府が、耕作放棄地として眠っている、いわゆる使われていない土地、
農地というのは、食糧自給の観点から税金が安かったという歴史、
簡単に言うと、これにメスを入れるというニュースなんです。
耕作放棄地の固定資産税を、現行の1,8倍に引き上げる検討、
まあ、前から言われてきたことですけれど。
田舎ほど、使われていない土地は多い現状。
どちらかといえば、人手不足や後継者不足により、
もうできないから、できれば再開発等の買い上げで買ってほしい、
そこまでは、もう耕しません的な土地が増えています。
本気でやりたい農家にとって、生産性向上のためには、やはり大規模化が大前提、
競争力を高めるには、休耕地である農地を手に入れなければならない。
農地バンクなんてのは、まさにこの考えからスタートしたもの。
しかし、いまいち進まない現実があるのです。
そして迫り来るTPP世界のためにも、もっと改革と緩和へ。
ということで、劇的スパイスの固定資産税アップという流れ。
欲しい人が手に入れやすく、そして国にもお金が入る仕組み。
私には、そう見えてしまう。
まあ、農地は簡単には売買できないことになっていますし、
作るものもだって、何でも好きなようにはいきません。
いやあ、農地法ってのは、難しいですよ。
私なんかは、ほんの一部、農地転用の部分しか知りませんから。
まあ、農業自体が国主導で、ある意味社会主義的なところがあった、
それを、資本主義のグローバル化に耐えうる体制に持っていく、
TPPってのは、こういうところにも影響してくるんですね。
今回の、この耕作放棄地の固定資産税アップの流れ、
みなさんはどう思います!?