お正月はいかがお過ごしでしょうか!?
やはり昼間からの酒はとても効き目がバツグンで、
すでに少々バテ気味ではありますが、
まだまだ中間地点、最後まで飲み切ります。
それが正月というものです(笑)
しかしまあ何と言いましょうか、
ずいぶんと日本人の生活スタイルというのは、
大きく変化したわけでありまして、
まあそれがいいのか悪いのかは別として、
それによって日本の家も大きく様変わりした、
改めてそう感じるこの正月です。
古来、日本の家というのは、
まず長男が跡を継ぐのが通例であり、
お盆や正月、そして冠婚葬祭なんかでは、
多くの親族や仲間が家に集うわけで、
それに対応できる家が求められておりました。
いわゆる、二間続きの和室(仏間神棚床の間等々)、
この部屋が最低限必須であり、
なければむしろおかしいんじゃないの!?的伝統、
これが今では、ほぼなくなりました。
玄関からまっすぐ廊下を挟み、
居住スペースと客間スペースにわかれる、
いわゆるクラシカル様式(私はそう呼びます)、
これが姿を消したわけです。
生活スタイルによって、家も変わる。
時代の流れとともに、当然のようにマイナーチェンジを繰り返し、
その時代とニーズに合ったカタチへと、姿を変える家。
くれぐれも言っておきますが、
誰でも、クラシカル様式ができるわけではない。
そういう家は、由緒正しく、きちんとした伝統がある。
そして家にお金がかかっているわけですから。
古さと寒さは別として、改めてそういう家を見て見ると、
学ぶべきところと、技術の高さと素材の良さ、
美しさと気品高さを感じます。
そして、また思うわけです。
日本人が忘れかけた、人を思いやり、もてなす心、
そうです、自分たちはさておいて、お客様を優先する、
日本の伝統的な家には、この魂が垣間見えるのです。
すばらしいじゃありませんか。
まあ、中には見栄っ張りなんて否定的論調もありますが、
改めて、そういう視点で見ると、ご先祖様のすごさがわかったりする、
それもまた正月の楽しみですね。