「5000円で2時間飲み放題」、
これはまあ、どこにでもある話です。
時間と金額が明確ですので、わかりやすい。
特別、こだわり等がなければそれでもいい、
飲み放題とは、そんなものです。
ただし、これはあくまでも、その範囲内ということ。
ある意味良心的ではあるが、選択肢は限られる。
そう、こちらの希望や都合、その上を求めることはできないのです。
飲み放題で、ドンペリは飲めませんし、バーボンなんてありません。
そういうことです。
たまに、家づくりでも思うことがある。
予算いくらで建ててほしいというお客様のオーダー、
上限がはっきりわかるので、まあわかりやすい。
それでやれるかどうかは、まあその後の話ですが、
基本こういうケースは、金額合わせの家づくりになる。
本当は、もっといいものがある。
本当は、こうした方がいい。
でも、予算がこれだから、それには触れない。
金額がそれでおさまれば、オーダーに応えることとなる。
そう考えるケースの、実に多いこと。
これは良心的なのですか!?
金額が合えば正解なのか!?
考えさせられるわけです。
いや、確かな目を持ってもらいたいのです。
それが本当に、金額にも見合う最高の家であればいい。
しかし、残念ながらそうでないことが多い。
金額合わせの家づくりは、金額以上の家づくりにはならない。
そこに、感動はあるのか!?
私は、ないと信じている。
坪のマジックに振り回されないように気をつけましょう。
坪のカラクリは、非常にタチが悪い。
坪では見えない部分が、あまりにも多い、
それが現実ということです。