こういう仕事をしていると、不思議なもので、
何日もかかって四苦八苦しているお客様の提案プラン、
そしてどう良くしていこうか、現場進行中のアレンジ等、
行き詰まり閉塞感漂う、難題難壁の場面において、
時に神懸るような、舞い降りる瞬間があります。
まあ、大げさな例えようではありますが、
こういう舞い降りた状態で構想が完成したプランなんかは、
本当にすごいことに、手応えが半端じゃない。
お客様の夢を叶えるために、
建物を大きくして間取りを成立させることは簡単です。
でも、建物を大きくすれば、その分予算も跳ね上がる。
理想と現実の狭間で、最大限要望に応える、
これが我々の仕事であり、腕が問われるところ。
限られた敷地、限られた予算、そして限られた時間、
時折首を絞められてさらに動けない金縛り的心境にもなりますが、
難しいプロジェクト、こだわりの家であればあるほど、
心底燃えるわけです。
さあ、今日も2案とっておきの構想がまとまりました。
私が住んでも、心から完璧と言える家。
あとはどうアレンジするかです。
気合が入っております。