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『食洗機を斬る』。
家を建てる際に、何となく憧れで欲しくなる、
それが食洗機ですよね。
スタートボタンを押すだけで、洗浄から乾燥までしてくれる、
その上、使用水量は手洗いよりはるかに少ない、
最近は洗浄力も格段にアップしているということから、
世の奥様方の支持を得ているシロモノです。
しかし、これ本当に必要か!?
私の超個人的偏見なのか、
でも実際に取り付けたお客様にも聞いてみると、
「ずっと使っている」と、「数回使って、あとは使ってない」
ずっと使っている人の方が少数という結果です。
なぜこうなってしまうのか!?
原因として挙げられるのが、
まず、家族人数の少なさです。
核家族では、だいたい3~4人。
ということは、手際良い奥様なら、チャチャっと手洗いで十分なんです。
そして、意外と気になる、運転音。
「深夜電力で寝ている時に動かすと、結構気になる」
こういうお客様が多いんですよね。
それから、現在の奥様方が育った環境、これも大きく影響しているのでは。
自分のお母様方から受け継ぐ、洗い物のやり方、
まずは油汚れの少ないコップとか、野菜の皿とか、
それらを洗ってから最後に油汚れとか、
こういうのを、確実に母親から継承しているのが、
今の奥様方、貴重な昭和の伝統を受け継ぐ最後の世代です。
であるからこそ、一度予洗いこそすれども、
「油モノとそうでないモノを同じく一気に洗う」
この感覚がもしかしたら受け入れられないのでは。
これはちょっと飛躍しすぎている感もありますが(笑)
でも、何となく気になりません!?
私なんかそうですから。
いずれにせよ、あれば便利だけどなくてもさほど困らない、
これが食洗機の置かれている現状ではないでしょうか。
実際、我が家の食洗機は果たして何回動いただろうか…。
片手でおつり、あれ確か絶対いるって言ってたはずですけど…。
それが食洗機です。
いるかいらないかは、その家次第。
使う&こだわるなら、パワー除菌ミスト付きランクでしょう。
でも、うちみたいに使わないとまったくもって意味がない。
その金額で、タッチレス水栓とか別のオプション、
そっちの方が魅力的に思うのは、男性目線だからでしょうか。
奥様の負担を軽くする、食洗機。
その負担を手伝おうとして、洗い物を手伝っても、
やれ汚れが落ちてないとか、皿のすすぎが足りないとか、
水があちこちに飛んでいるとか、
かえって逆効果。
「では食洗機を」と思っても、使い方がわからん。
手伝いになりませ~ん。
結論。
奥様がいるといったらやる。
奥様がいらないといったらやらない。
それでいいと思います。