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『ガチンコ』。
2012.04.13
実はあまり知られていない話なんですが、
日本国内の某場所にて1月末から、
ちょっと面白い試みが始まっております。
それはと言うとですね、太陽光発電なんですが、
国内外各メーカーの太陽光発電パネルを一同に集め、
実際の発電データをリアルタイムに公開するという、
ちょっとすごい実験です。
「カタログ上での理論値ではない、実際の発電量はどうなのか!?」
ある意味、聖域というかタブー的領域であった実際の発電効率について、
各メーカーが己の製品のプライドをかけた、ガチンコ対決です。
太陽光発電パネルの客観的な実力が顕著に比較できるわけです。
「高いのに、発電実績が…」とか、「安いのに、能力はいい」とか。
「高いけど、やっぱり発電効率はいい」とか、「安いから、やっぱり悪い」とか。
日本の太陽光発電市場は、まだまだその設置コスト高により、
正直まだまだ爆発的に普及が進んでいるとは言えない状況です。
大震災以降、自然エネルギーへの転換が叫ばれている現状ですが、
この実験の意義は、はてしなく大きい。
多少高くても、ブランド力と性能で勝負してきた大手国内メーカー、
そこに価格だけでなく、性能もアピールしようと販売攻勢を加速させている海外メーカー、
今後の太陽光発電システムの市場価格が一変する可能性があります。
この実験に全面的に協力している各メーカーさんの心意気と、
そして何より、この実験を始めたソフトバンクグループ、
偉そうですけれど、とても素晴らしいと、心から思います。
このガチンコ対決から、目が離せない。