机の上だけではわからないことがある。
見なければ、はじまらないのです。
よく、建築場所が不確定なのにプラン作成依頼があるわけですが、
「南道路の、間口〇〇メートル、奥行き〇〇メートル」
これでまずお願いしますとされても、私はやりません。
たとえ、その土地におさまるプランであっても、
実際に直接見に行かないでプランを作成するなんてこと、
こんなことは絶対にしない。
時間がかかっても、少しくらい遠くても、
これだけは頑なに貫きます。
家というのは、その土地に合った建て方がある。
その土地だから考慮すること、その土地だからできること。
机の上での閃きは、直接土地を見るからこそ生まれるわけで、
プロの目線での「こうすれば最高」、これをその場ではじき出す、
光や風、音やにおいなど周辺環境は大事、多雪地域はなおさら。
私はそう思う。
お客様の大事なマイホーム、そこに感動はあるか!?
閃きのヒントは、すべてその土地にある。
そういうことです。