家っていうのは、本当に奥が深いんですが、
実は、時代によっても大きく異なるんですよね。
今では当たり前というか、よく好まれるのが、
昔ではまったく選ばれないというか、
むしろ別が好まれたというケース、よくあります。
屋根といえば、瓦屋根が好まれた時代、
外壁は塗り壁が主流だった時代、
広さもそう、ドデンする大きさを建てるのが昔は一般的。
おもしろいもんです。
まあ、言えることは、これでしょう。
「その時代に合った家づくりをする」ということ。
時代変われば、家に求められるものが大きく異なるわけですからね。
その上での、個性であったり、独創性です。
暮らしを支えるのが家。
最近では、大勢が家に集まる習慣がどんどんなくなってきている。
都会ではこれが顕著に現れます。
「無駄な部屋になるならいらない」
「別に何かあるなら家ではなく外で」
まあ、これも時代の流れといえばそうだけれど、
いつも感じますが、これは少し寂しい気持ちがする。
そういう意味では、田舎の家というか、昔の家って、人が集うことを前提で建てている。
無駄に広ければいいってわけでもないんだろうけれど、
そう、ほとんどが「集まれる広さと人のつながりがある」家なんですよね。
そう、これって一番贅沢の極みなのかも。