株式会社 サンワ興建

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『経産省の強烈なパンチ』。

2024.08.09

経済産業省がこのほど、

いわゆる中小企業との取引をめぐり、

コスト上昇分の価格交渉や価格転嫁に

後ろ向きな発注企業を公表しました。

 

いわゆるこれは業界通信簿、

下請けいじめ的印象を受ける、

経産省からの強烈なパンチ。

 

不名誉な評価を受けたのが、

〇マホーム、〇条工務店、〇ディオン、

この3社です。

その次の低評価でも、

運輸物流、住宅系が多かったとか。

住宅業界、何やってんだ…。

 

この調査の怖いところ、

それは、全国の中小企業、

4万6千社超が回答している、

まさにリアルな声だということ。

 

どの業界どの業種でも、

コスト上昇分を価格転嫁できれば、

それに越したことはないのですが、

我が住宅業界を取ってみれば、

一昔前の坪50万の世界が、

今や最低坪70~80万円の世界へ、

数千万円の世界、額が額なだけに、

コスト上昇による価格転嫁、

とても消費者に受け入れられるような、

そんなかわいい数字じゃないわけで、

企業の利益確保と適正な価格設定、

これがマジで超難問の大問題。

 

上げたくても上げられない価格、

だから、どこの何で調整するって、

こんな下請けいじめ的なやり方、

コスト上昇の価格転嫁に関して、

認められません突っぱねるという、

そういう現象が生まれるのです。

 

しかし、超大手さんのように、

数の論理で圧倒的優位の立場、

下請けさんは、悲惨です。

交渉にすら、ならない。

そして超大手さんの中には、

この状況で過去最高益とか…。

そりゃ、ないよって話。

 

大中小問わず、

共存共栄の姿勢を、

超大手さんはなおさら、

みんなが持つこと、

自分だけよければって、

それはダメだよねって、

経産省はそれを言いたいんだろう。

 

やってることエグいよねって、

でも、市場が冷え込んでいて、

ただでさえ受注数が減って、

モノ言わせぬ交渉術を駆使し、

陰でコソコソ利益操作してる、

評価の低かった企業さんには、

国からの指導が入るそうです。

 

最低評価の3社だけじゃない、

それは超有名企業さんたちが、

名を連ねているこの公表結果、

社会勉強に見たらいいと思います。

 

名が出た企業の経営陣たちは、

何を思うのでしょうかね。

政治家を使って抗議するとか、

そんな時代じゃないですから。

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