『ICカード残高不足問題』。
2024.08.04
このニュースを見た時に、
私は心底情けないと、
怒りすら覚えました。
時は先月の7月22日の昼前、
浜松市に本社を置く会社の、
いわゆる路線バスの中で、
小学校低学年の男子児童が、
バスから降りようとしたところ、
ICカードが残高不足であったとか。
無賃乗車ならぬ、不足賃乗車、
運転手はこの子どもを注意したとか、
その注意の仕方もまずかったけど、
いや、もっとまずかったのが、
この児童は、バスの乗り継ぎができず、
家に帰るまで約2時間ほど歩いたとか。
この日の最高気温が、37,7度。
よくぞ、無事だった。
マジで、ゾッとする…。
まあ、見方考え方は、
いろいろあるんだろうけど、
世はキャッシュレス社会ですが、
不測の事態等に備えて、
現金等の予備がないのもどうか、
これはぶっちゃけ親の責任。
そしてバス会社は、
この子どもがどこまで行くのか、
そして運賃不足分についても、
事実等を親に連絡するなど、
相手が小学校低学年であるならば、
適切な対応の仕方があったろうに。
バスを降ろしたって、ありえない。
でも、バス会社やこの本人だけ、
過度に責められるってのは違う。
私はむしろ一番悪いと思うのが、
まさか都会浜松市の真昼間で、
このバスに他の乗客がいなかった、
絶対そんなことはありえない。
困ってる子どもを助けるなど、
手を差し伸べる他人がいなかった、
マジで!?
この子どもは、親不在で、
どれだけ心細かったか、
どれだけ怖かったか、
「僕ちゃん、どうした!?」
「何々、残高不足だって」
「よし、おじさんが払ってやるよ」
別に100万円立て替えるわけじゃない、
そういう大人がいなかった、
大の大人の運転手にですよ、
チクチク口撃されてる子ども、
誰も助けなかった!?
助け合うことができない社会、
誰が悪いって、これが悪い。
日本はマジで、いつから、
こうなってしまったのか。
こういう国じゃなかったはず。
また昭和を語ってしまいますけど、
こんな世の中じゃなかったはず。
この手の話がですね、
あまりにも多くなった日本。
非常に危機的だと思う。