『レジリエンス住宅の発想』。
2024.02.05
石川大地震から1ヶ月が経過、
家づくりの根本を考えさせられる、
本当に大変な被害でしたが、
まだまだ一般的までとは言いませんが、
何かあった時の備えの重要さ、
災害に強い家づくり、
レジリエンス住宅の発想、
今後どんどん高まっていくのではと、
個人的にも感じています。
レジリエンス住宅とは、
災害に強い耐久力だけでなく、
災害に遭っても対応できるというのが、
大きなポイントとなります。
電気ガス水道などのインフラ、
すべて止まってしまった時、
我々は、何もなす術がない、
家はあるけど、生活できない、
これから脱却しましょうと、
そういうことですよね。
一番メジャーなのは、太陽光発電です。
売電だけが注目されがちですが、
世の中がすべて停電している、
そんなとんでもない非常時事態でも、
太陽光発電がある家だけは、
日中発電している時は、
自立コンセントで電気が使える、
まさにこれが、レジリエンスであり、
大きな違いとなってきます。
そして水の問題、
飲み水までは無理だとしても、
雨水貯水タンクなどがあれば、
トイレや洗濯にも使える、
これもあるとないとでは、
大きな違いが出ます。
意外と知らない人多いですが、
トイレの水流しって、電気は不要です。
バケツでドッと流せば、それで解決、
ポイントは、流す水があるかどうか、
今回の石川も、トイレが大問題となり、
大変だったという話がありますよね。
その他にも、ポータブル電源や蓄電池、
あるとないでは、大違いです。
耐震等級ももちろん大事です。
まずは、命を守ってくれる家の強さ、
そのあとに、このレジリエンス。
そして断熱気密の建物性能も、
非常時には、さらに大きな違いとなる。
雪国の最大のレジリエンス住宅、
私の中でのイメージではですね、
薪ストーブ、これに勝るものはない、
暖房、調理、照明をこれ一つで代用、
最高かつ最強の設備だと思う。
次、もう一度家を建てるならば、
薪ストーブを本気でやりたい、
そう思っています。
これからの時代はレジリエンス住宅、
覚えておきたいワードです。