先日の北羽さんでも載ってましたが、
能代山本の空き家が増加の一途、
これはもう、止まりませんね。
若者が田舎を出ていく現実、
仮に残っても、親と同居はしない、
少子高齢化と核家族化により、
若者は自立し、自分の家を建てる、
親は自分たちだけで暮らすのだが、
いずれ亡くなり、後継ぎがいない家、
これが空き家となる構図です。
増え続ける空き家は、社会問題化、
マイナスでしか、ない。
先日も、ある方より相談を受けました。
もう活用してない親から相続した家、
自分たちの住まいは別にあるので、
思い入れはあれども、不要で困っている、
こういうケースって、相当あるでしょう。
よくテレビ等でやっている、
いわゆるリノベーション系、
はっきりと言いますが、
木造で地震にも揺られていて、
そして昔の建て方であれば、
無理です。
構造躯体までがめちゃくちゃなので。
残された空き家の解決方法、
程度が良ければ、現状渡し、
でも、それってほとんどありえない、
だから、誰も住んでいないわけで。
はい、解体更地で売るしかない、
買ってくれる人がいれば、超ラッキー、
そのタイミングを逃してはいけません。
多少安くても、売れる時に売る、
これが鉄則です。
地元に残る選択をした若者、
この絶対数だってどんどん減っている、
こうした若者に買ってもらうしか、
残された道は、ほぼないのです。
昔いくらで買った土地、そこに建てた家、
ええ、それが何か!?
今の相場は、昔の三分の一です。
この現実を受け入れ、損切りできるのか、
解体費用分その他諸費用が回収できれば、
もはや十分です。
田舎の土地建物が大きく化ける可能性、
その確率は、1%もないでしょう。
能代駅周辺の空き家がどんどん増える、
この辺が、今一番売れないエリアです。
再開発の話があるようですが、
何年かかるのか、いやできるのか、
将来また若者が住むようになる!?
ないと、思う。
跡取りをしっかりと残すこと、
空き家対策の極論は、これ。
空き家問題ってのはですね、
実は家族の問題でもある。
私なんて、そう思っている。
家じまい、墓じまいなんて、
猛烈に悲しい極みですが、
そうなったのは、誰の責任!?
田舎暮らしがクローズアップされても、
だとしても、程度問題はあります。
家族ですら見放した空き家なんですから、
それを少しでも高く売りたいってのは、
自らチャンスをつぶしているようなもの、
そこを理解できるかどうかですね。