いわゆる本家対分家の対決、
昨日の甲子園決勝というのは、
智弁関係者にとっては、
夢の時間であったと思います。
見分けのつかない、両チーム。
そりゃそうだ、智弁対智弁、
この学校の歴史を見れば、
これがどんなに悲願であったのか、
関係者の想いは、涙なしには語れない、
もう、ドラマチックすぎる。
全国を代表する、超高校級打線、
その破壊力は、相手チームには脅威、
攻撃的野球が好きな人はですね、
やっぱ智弁が好きでしょう。
今回の決勝、結果だけ見れば、
本家奈良に対し、分家和歌山が勝利、
中谷監督、おめでとうございます。
様々な苦労や、困難を乗り越えての、
本当に見事なまでの全国制覇でした。
そしてこの智弁和歌山の優勝で、
さらに神の領域まで登ったのが、
イチローさんではないでしょうか。
臨時コーチで和歌山側を指導、
そして翌年夏に優勝となるんだから、
こんなこと、あります!?
高校野球には、やはり日本人特有の、
美学と哲学が詰まっている。
だからこそ、人々を惹きつけるんでしょうね。
雨とコロナに大きく狂わされた、
そんな今年の甲子園でしたが、
それでもやっぱ、野球だけは特別、
それがまた、如実に決定づけられた夏、
はい、夏の終わりです。