最近地元紙のトップ記事では、
能代市市議会の状況が伝えられていますが、
その中でも、やはり中国木材さん関連、
これに対するやり取りが載りますね。
木都能代に突如参入を表明した、
業界国内トップの大手資本ですから、
そのスケールは、地元のこれまでの比ではない。
ということで、地元経済は大丈夫なのか、
既存企業の存続はどうなるのか、
人材の流出や木材の買い占めなどは、
簡単に言えば、自分たちがやっていけるのか、
そういう心配があるそうですが、
ちょっと待ってと、私は思うわけです。
厳しい言い方になるかもしれませんが、
地元企業がじゃあ、これまで何をしてきたのか、
大手資本の参入ありなしにかかわらず、
そもそも、自力で存続するために、
汗をかいて、知恵を絞って、
どれだけ努力したのかって話です。
人材の流出だって、どれだけ従業員に、
これまでその対価を払ってきたのか、
おそらく、最低限レベルだったのでは、
決して待遇が良いとは言えなかったのでは、
それを改善しないで、あっちに持っていかれるとか、
それをさせないために、企業がどうするのか、
進出を認める代わりに、それはタブーとしてとか、
それは最後は従業員が決めることであり、
そもそも、行政で話題にすることなんでしょうか?
イオンの時もそうでしたね。
大手資本が来ると、商売できなくなる、
だから問答無用に、絶対反対とか、
それはひどい歴史があったのです。
「大手資本の参入は悪」
そう思っているのは、特定利害関係者のみ、
いわゆる商売上、競合となる方々であり、
来られると困る、だから来ないで、
これは、ずいぶん自己都合な話なんですね。
能代をはじめ、地方にとって、
雇用の場の創出と経済活性化、
そして税収確保などの問題、
企業進出は、それに伴い人も動きます。
一気に1万人とか、人口が増えることはないですが、
関係人口は、間違いなく影響され増える、
それに関連して、様々な業界に波及する、
地元企業の存続は、もちろん大事ですが、
じゃあそれを守ることで失われる大きさは?
私は前にもこのブログで述べましたが、
今回の中国木材さんの能代進出は、
本当にありがたく、そして意義のあるもの、
心から、そう思っています。
中国木材さんの進出に異を唱える、
そういう動きは、あってほしくない。
大手資本の参入は、悪なんかじゃない。