家づくりを考える上で重要なのは、
建てる土地特有の問題もありますが、
限られた敷地の中で、いかに最大限、
いわゆる敷地の有効活用ってやつです、
無理なく無駄なく、そして採光や通風、
それから、隣の家からどのくらい離せばいいのか、
これをお客様から質問をされることがあります。
能代市で言えば、畠町柳町周辺は、
隣りとの家の距離が、ほぼありません。
これはここ特有のお互い様的慣習!?
こういうところは、この慣習にならいますが、
一般的には、最低60センチは確保する、
これは民法によるものと言われています。
(50センチという説もありますが)
ただし、実際に建てていく上で、
じゃあ60センチで良いかと言えば、
それは現実問題、難しい。
エアコンの室外機やエコキュート、
ガスやその他など、建物の外に置かれるモノ、
これを含めたクリアランスとなると、
60センチでは、ほぼアウトなんですね。
それから、雪国特有の問題として、
落雪の問題が一番大きいです。
自分の家の屋根から、隣に雪が落ちる、
屋根の傾斜と距離によっては、
お隣に超迷惑をかけることがある。
ということで、よく採用されるのが、
隣地境界からは、最低3尺は離しましょう、
屋根傾斜によっては、最低その倍の6尺、
あとは周辺環境次第でしょうか。
田舎の場合、敷地も広いので、
例えば建物の裏に、車庫や物置、
こうなってくると、軽トラなど車、
余裕で通っていける間隔は欲しいなど、
求められるものは、様々です。
離せばいいというわけではない。
でも、近すぎるのもアウト。
どういう暮らしをしていくのか、
将来的に、どうなることが予想されるのか、
敷地の中で、暮らしをイメージしましょう。
そして、配置を決めていく。
建ててからでは、遅いのです。
能代の場合は、まず広いので、
あまり問題になることは少ないですが。