毎月の電気使用量と料金について、
しっかり見ている人はどれくらいでしょう?
ここ数年で、何となく電気代が高くなった、
そう感じる人が、徐々に増えてきています。
通常は、家での暮らし方のコツを理解し、
年々、電気代は下がるというのがセオリー、
しかし、下がるどころか横ばいなら上出来、
ほとんどのご家庭で右肩上がりなのです。
これは、なぜか?
はい、再生エネ賦課金の上昇です。
これによって、どのご家庭も電気代が上がっている、
非常に悩ましい問題なのです。
いわゆる地球にやさしい再生可能エネルギーへの転換、
これを目指して始まったFIT固定価格買取制度、
これには、脱原発なんかも絡んでいたわけですが、
再生可能エネルギーの促進と普及に向け、
行政も一気に流れを作りました。
再生可能エネルギーへの転換を実現するため、
広く一般家庭にも負担してもらう、それが賦課金。
スタート時は、そんなに高くなかった賦課金が、
なんと今では、スタート当初の10倍超、
これが原因です。
驚かないでくださいね、
この賦課金は、もっと上がると言われています。
おそらく、どのご家庭でもそうなのでは?
毎月の電気代の約1割超がこの賦課金です。
自分で使っていないのに…、です。
一度、ご自宅の電気料金の内訳を見てください。
きっと、ビックリしますよ。
電気使用量が増える冬なんかはですね、
賦課金も比例して上がりますから、
その額に、驚愕…。
なぜ賦課金は毎年高くなるのか?
しかも、国の試算より、ずっと早く高く…。
そんなの、おかしくない!?
再生可能エネルギーが拡大するほど、
この賦課金は、上げざるをえないのが実情。
しかし、国民の多くは、毎年上がるこの賦課金、
ほぼ知らない人が多数、マスコミもだんまり…。
これが消費税だったら、こうはなりませんよね。
どうして賦課金だけが、水面下で注目されないのか、
そこには、深い闇とカラクリがあると言われます。
超低金利時代で高利まわりの産業用売電ビジネス、
この人たちの買取価格分をカバーするために、
賦課金が上がっているとも言われています。
おっと、これ以上は言えませんけれど、
賦課金がどんどん高くなる理由というのは、
マジでこれ以外にあるのでしょうか。
ですので、この再生エネ賦課金上昇分を、
一般家庭では、どうやって抑えるか、
ポイントは、これに尽きる。
間違わないでくださいね、
電気代が高いのではなく、
賦課金が高いのです。
残念ながら、対策はですね、
使う電気を減らす以外に、ない。
いわゆる自家発電でもしないと、
電気使用量は減らすことができません。
これが問題だと、私は思う。
再生可能エネルギーの普及が国民生活を圧迫、
そんなのは、本末転倒だという意見も、
それでも、脱原発や地球環境をという意見も、
両者の争いは、今後もますます問題になるでしょう。
再生エネ賦課金の推移は、実に重要です。
覚えておきましょう。
私は決して再生可能エネルギーに反対ではない、
誤解のないように、そういう立場ではない。
クリーンなエネルギーへの転換は、
時代の流れから、必要不可欠であり、
特にエネルギー自給率の低い日本は、
この問題は避けて通れないのです。
しかしながら、どうしても利権的閉鎖的な、
何だか一部のみが潤っている的な、
日本の再生可能エネルギーの現状、
これには疑問が残るというだけ。
再生可能エネルギーの普及が、
国民の賦課金負担もそこまででないのなら、
文句は一つもない。