我が能代市で起きてしまった、
本当に痛ましく、悲しい火災被害、
この、言葉にならないつらさは、
過去に経験したことのないほどです。
どうにかならなかったのか、
ただただ無念さとともに、
己の無力さを思い知らされる、
本当に心が折れました。
我々ができることは、なんだろうか。
それは、火災を起こさないこと、
そして、火災を予防すること、
起きても、被害を広げないこと、
我々の業界としての立場から言えば、
建築物における防火に関する基準、
これをしっかりと順守することだと捉えられています。
燃えにくい、燃えない材料で仕上げる、
燃えても崩れず、避難経路が確保できる、
燃えても近隣への被害を最小限に抑えることができる、
今の家は、こうした目的を果たすために、
ありとあらゆる技術や制限の上で出来上がっていますが、
それでも、絶対に起きないとは言えない。
燃えにくいとは言っても、燃えないのではない。
もう一度、防火の意識と生活を、
少しでも火事を防ぐために、
今一度、市民が一人ひとりがしっかりと思うべき、
ただ悲しいで終わってはいけない、
いや、もっとできることはないだろうか、
そう思わずにはいられない。