今の時代、人口減少と高齢化に悩むのは、
もはや全国共通であり、本当に切実です。
そんな中、東京都奥多摩町が打ち出した政策、
何と、奥多摩町が整備する新築一戸建て住宅に、
22年住んでもらえればその先無償譲渡という、
なかなか衝撃的なプランを発表し注目されています。
22年までのいわゆる家賃に相当する金額は、
五万円から子供一人につき五千円減額とか、
子どもがいるファミリー家庭には、夢のような話ですね。
アパート以下の家賃で、庭付き一戸建てです。
人口減少を食い止めるための、パンドラの箱のような、
おそらく減価償却を活用し、損益を最小限に抑える、
出ていくお金もあるけれど、家賃も入り、税金も入る、
プラスにはならないけど、すべてマイナスでもない、
それでいて、子どもや若者を確保できる、
とにかく人を集める、裏技のような、
いやこれは最終手段と言うべきか、
人がいなくなるよりはまだマシだということです。
これは、行政が賃貸住宅経営すると捉えればいいのでしょうか?
しかし、子ども手当や医療費タダ、
そして住まいの提供に将来財産譲渡、
昔の人は、今の時代に何を思うのでしょうか?
絶対に、足を向けて寝られませんね。
とんでもない時代です。
大事なのは、アクションを起こした奥多摩の、
危機感という現実認識と、それに対する行動力。
我が能代だって、決して対岸のなんちょらではない。