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『柳麺多むら外旭川店』。
能代以外の人が能代に来た時、
一番食べに行きたいラーメン屋さん、
はい、多むらさんですね。
今さらもはや、説明の必要なし、
秋田県民ならず、遠い県外からも注目される、
秋田のラーメン界の超革命児、
私は能代市民でありながら、
これまで一回も行っていませんでした。
なるべく早くにとは、ずっと思っていたんですが、
どれだけの月日が流れたことか…。
最近、コンビニで多むらさん監修も発売されています。
しかし、本家未体験で手を出すわけにはいかない、
「よし、今日こそ行こう」
能代ではなく、外旭川に行くところが、
まあ私らしいではないですか。
すごい期待とワクワク感を感じながら、入店。
もちろん、味噌チャーシュー×麺大盛りのオーダー。
はい、ドン。
この手は今、意識高い系と言われることが多いですが、
器から、そして配色や構成が、とてもモダンで上品です。
脂ギッシュなギトギトのガテン系とは、まさに対極でして、
ラーメン界の美少年イケ麺系とでも例えるべきか。
インスタ好きが好む、端正なフォルムでありながら、
しかし、味は繊細かつ凄みを感じるのです。
こだわりのスープだしに、上質な味噌とコーンの甘み。
焦がしネギ等のアクセントがまた、良い演出。
強く主張はしないけれど、深みを出すバター系の香り。
一杯の中で、配置構成ごとに味が変化するんです。
この手のラーメンは、混ぜるな絶対がセオリーです。
チャーシューも、嬉しい2種類の丁寧な仕事ぶり。
経験と実績、そしてセンスが醸し出す、至極の一杯ですね。
決してパンチはないけれど、そのマイルドさの裏にある、
最後は術中に完全にハマってしまう。
唯一注文をつけるなら、麺がやや柔らかいとか言う人がいるか。
まあこのへんは好みです、まったく問題ない。
今の若者に、ラーメンデートというのがあるかわかりませんが、
是非とも、女性と出かけたいお店です。
ラーメンは今、ファッショナブルさが求められているのか、
東京も、本当に意識高い系のオンパレードですからね。
名店のポイントは、意識高い×深みです。
能代と外旭川はまた違うと言うからには、
次こそ、能代にも行きましょう。
ジャンルは違えども、こういう高いセンスを感じるのは、
非常に刺激を受けますよね。
東京の経験ってのは、やはり強い。
一つ一つに、理由があるってのは、
やはり、重みが違います。
やや薀蓄を語り過ぎました。
食べてるこっちが試されている気がする、
そんな思いすらするラーメンです(笑)