西日本と九州では、先般の降雪と低気温により、
それは甚大な被害が出ています。
なぜ、こんな事態になったのか?
この間、質問がありました。
「なんでこっち(雪国)では凍らないのに、あっちでは凍るの?」
はい、お答えしますね。
そもそも、暖かい地域と我々の住む地域では、
家づくりに関して、実にいろいろと異なることが多いのです。
西日本から九州では、我々ほど寒さを強く意識した家づくりではない。
まあ、そんなに寒くなることは想定していないのです。
断熱材だって、性能から厚みまで全然違う。
いいんです、それが基準ですから。
水道配管も露出で保温巻きだってしない。
であるからこそ、急な寒さには対応できないのです。
こういう点では、北日本では過剰なくらいとでも言いますか、
絶対に凍らない対策をしっかりと考慮しているわけです。
誰が悪いわけでもないですが、予期せぬ事態にも備える、
それが我々雪国の家づくりであり、大きく違うところ。
冬でも、断水はあり得る。
凍結による管の破損や亀裂。
早急な復旧が待たれます。