昨日の試合を、改めて振り返りますけれど、
はい、長谷川選手の再起への挑戦、
胸が熱くなった人も多いのでは。
私はボクシングがこの上なく好きでして、
テレビ中継されると、必ず見るタイプなんです。
長谷川選手の戦績と栄光は、もはや語る必要はありません。
圧倒的なスピードと、誰よりも速いカウンター一発、
試合が終わったのに、長谷川選手はキズ一つない姿、
次々と重ねられる防衛の記録と、ラスベガスへの夢、
この人なら間違いなく実現すると思った人も多いのでは。
どちらかと言えば、インファイト型ではないと言われていましたが、
近年の、相手と打ち合うスタイルが多くなってからは、
とにかくカット流血が多い選手でもありました。
ボクシング素人が思う以上に、
実際に拳を交えなければわからないことって、
あるんでしょうね。
勝ちにこだわるけれども、それ以上にファイターとしてのプライド、
長谷川選手は、そこにこそ重きを置いていたのでは。
チマチマした試合で終わってみれば僅差の判定勝ち、
別にそれもボクシングであり、ボクサーの姿ではありましょうが、
壮絶に散り行く姿も、ボクサーとしての姿です。
日本のボクシング史上に残る、素晴らしい偉大なボクサー、
長谷川選手が残したモノは、大きいです。
同じ会場で、同じバンタム級のこれまた無敵の世界王者、
山中選手がベルトと時代を受け継いでいるのが、
これまた男にとってはたまらない興奮であり、
そして美しく潔い世代交代の証しです。
ボクシングって、すごいスポーツですね。
改めて、そう思います。