「雑誌のこんな家のような…」
「こんな開放的な広がりの…」
お客様が家づくりで夢見る理想のマイホームの姿、
我々は、できればその夢を現実にしたい、
これは常に考えていることです。
ただ、できることとできないことがある。
そう、残念ながらできない理由の一つに、
『雪国の限界』、
これがどうしても高い壁として、時に私の前に立ちはだかる。
雪国は、家づくりにおいて制約と制限を受ける。
それを無視して、理想を追い求めた結果、
とんでもない事態を生むことになる家、
そういうことは、絶対にできない。
これは我が能代山本でも然りでして、
やはり、雪の影響をきちんと考えること、
これが大事であると、いつも感じています。
そして、家の表情をグッと引き締める、
外構を含めたトータルデザイン、これが特に、
『雪国の限界』、
これに阻まれる…。
どうにかならないかなと、最近特に思います。
雪寄せスペースも欲しいというか絶対に必要だし、
絶好のポイントには、雪が落ちるケースが多々あるし、
そんな雪が落ちる場所には植栽なんかやったら痛むし、
「ここに本当はこれがあれば」
「リビングからの延長でこれができれば」
外を取り込むことが難しい、実に難しい。
雪のないところの家づくりに嫉妬することもありますが、
でも、冬の美しさもまた、趣はあるわけで。
ところで、これも毎年思うわけですが、
「除雪のいらない家」、
これはいったいいつになれば現実になるのだろうか!?
まだまだ、その道は険しいですね。