まあ年月を経れば、どうしてもそうなりますが、
それでも、汚れちまった悲しみというのは、
もう見ているこっちも唖然としてしまいます。
はい、建物外観の汚れです。
まだ出来上がって1年足らずで、ブラックライン…。
中には、半年レベルですでにブラックライン…。
そう、雨垂れという黒い涙が流れている家、
街中で見かけますが、これが残念でならないわけです。
たまに、お客様からも質問があります。
それは年月が生み出す風合いとか、
そんな風流なものとは全然違いますから。
「いつまでも きれいでいてね 家と妻」
アンチエイジングと同じように、
家だって、ブラックラインを食い止めたり遅らせたり、
決して端から無理ではないのです。
何年持てば、じゃあいいのか!?
まあ、これは難しい問題であり永遠の課題ですが。
でも、やはり安い外壁だったり、塗装系は汚れ付着の確率が高い。
それで白色系なんて選んでしまったら、もう決定的。
マジで何ヶ月持つかというレベルですから。
だから、私は強くはおススメできない。
同じ塗装系なら、杉板に色乗せで風合い色合いの変化、
絶対にこっちの方がいい。
まあ、好みの問題やらメンテナンスの問題など、
外壁は千差万別ありますので、あえて強くは言いませんし、
別に私はサイディング信者でもないです。
本格モルタルとか、本格和風杉板張りとか、たまにはやりたいなぁ。
でも、すぐ汚れてしまう悲しみの外壁の家に、
私のお客様は住んでほしくないし、いや、そうはさせない。
こんなに外壁に対して個人的見解を書いておきながら、
実は言いたいことは、外壁云々ではないんです。
「いつかは必ず汚れるもんですから同じです」
「ほかにもいいヤツはあるけれど、予算の関係で…」
そういうスタンスでしょってことが問題なわけです。
私はこれは違うと思う。
「いつかは建て直すもんですから別にいいんです」
そういう意味合いで聞こえるのは、私だけでしょうか!?
汚れちまった悲しみに何を想いますか!?
見栄えって、ずっと大事ですよね。