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『鬼になる』。
2013.02.04
時に、心だけでなく正真正銘の鬼になる、
そうしなければいけないこともある。
この世知辛い世の中では、
言ったもん勝ちや、やったもん勝ちみたいなところが、
残念ながら、往々にして罷り通るわけでありまして、、
時折、非常に寂しくなることがあります。
はい、鬼になりました。
正確には、鬼にさせられました。
無論、なりたくてオニになるわけではありません。
一家の主として、これは避けては通れぬ道。
事前に妃殿下から知恵を授けられた王子は、
私が家に帰るや否や、大興奮でこちらに突進。
両手に持った袋入りの豆というかナッツというか何というか、
とにかく満面の笑みアーンド雄叫びを上げて全力でスロー。
ちょっと、豆まき知ってんの!?
そう、今日は豆まきの話です。
親父の威厳や貫禄なんてのは昭和の時代、
これはまさに、多くの日本人が失ったものでありまして、
親父に向かってオニと呼び、豆を投げるなんて、
ちょっと私は聞いたことない記憶がないですが、
平成の時代は、親父はパフォーマー兼何でも屋でなければならない、
家に帰るや否や、オニ呼ばわりのオニ扱い、それが現実でございます。
それはそれは楽しそうにイベントを満喫する我が王子。
その傍らでうっすらと笑みを浮かべる妃殿下。
それでいいのか、はいそれでいいのです。
今はそういう時代なのです。
しかし、王子の手に持たせたこの袋入りというところが、
我が妃殿下のさすがなところでありまして、
我が家は無事に、汚れも不手際もトラブルもなくイベント終了。
その後、悪戯が過ぎた王子にオニになった妃殿下、
だったらオニやればよかったのにと思うのは、ご愛嬌ということで。