スタッフブログSTAFF BLOG
『先を見据える』。
完成内覧会の話をあまりしていなかったので、
ちょっと語りたいと思います。
今回は通常ではなかなか見れない家づくりでしたので、
正直、賛否両論いろいろあったと思います。
まあ、家は最後には住まう人の判断ですので、
気に入った人、これはちょっとと思った人、
真似したい、真似したくない、
もちろんそれぞれだと思います。
一つ挙げるとすれば、普通で考えれば1Fに続き間で和室、
今までは、これが当たり前であったところです。
それがあの、1Fにドカンと収納マルチスペース、その上に階段8段登りで和室ですから。
実は、きちんと理由があるわけです。
「今は、収納やら隠せるスペース重視」
「しばらくは、すぐに取り出せてすぐにしまえる空間」
「リビングだけで18帖、別に続き間は必要なし」
もちろん、きちんと先も見据えております。
階段を8段登るのがきつくなる時期のことです。
まあ、今でも階段を通常より楽に登れるよう、特注仕上げとしておりますが、
はい、この2つの空間が、ちょっと工事をするだけで、逆にできるように仕上げてるんです。
これに気付いた人は、プロです(笑)
これから十数年近くは、子ども中心の生活。
小さい子どもの、あのかさばるおもちゃ類の山は、どこに片付けるの!?
さらにある程度大きくなってから、リビングで騒がれればTVが聞こえない!!
ゲームしたいとか、もちろんリビングのTVは絶対に譲る気はありません。
ちびっ子ギャング勢には、退散していただく時間が発生するわけです。
中2階の秘密部屋は、そのタイミングで主に子どもが使う部屋となる。
まあ、子ども専用にする気はさらさらありません。
子どもが寝れば、大人の秘密の隠れ家チックな空間へ。
家族がつかず離れず、でもそれぞれに満足できるプライベート空間。
この課題をクリアする方法が、あれだったわけです。
十数年より先は、大人中心の生活。
わざわざよっこらと登らなくても、1Fで続き間にする予定。
その頃になれば、1Fに子ども関係の収納スペースはいらなくなる。
中2階の収納には、家族それぞれの財産が入ります。
その時ばかりが良いだけの家づくりなのではなく、きちんと先を見据えた家づくり。
家族の人数や形態、生活スタイルの変化に、家が対応できること。
「今も良し、先も良し」
すべてに、いろんな仕掛けやねらいがきちんとあります。
内覧会は終わりましたので、今あえてその全部を解説する気はさらさらありません。
まあ、本物の家づくりとはこういうことですが、
「あとで是非もう一度見たい」
あまりにも反響、どうしようか…。
限定公開とか、一応リクエストには前向きに検討したいと思います。
どうなるかは、まだ先ですが。