能代市外の方々と話すと、
まず決まって言われるのが、
「能代は十八番さんですよね」
「毎日のように通えてうらやましい」
はい、何を隠そうこの私は、
前回行ったのはいつなのか、
もう記憶にすらありません。
まあ、コロナの世の中であって、
真っ先に候補から外さねばならぬ、
相席知らぬ人同士でってお店です、
これで、敬遠する人いるだろう。
そして地元だからって、
行くかどうかってのは、
それは個人差があるって話。
能代は、他にも名店が多いですから。
しかしですね、複数人から、
そう言われると、じゃ行きたくなる、
ということで、突然の超久しぶり、
十八番さんへ行ってきた。
お店に入り、席に着く前に、
オーダーと名前を告げるという、
これぞ唯一無二の十八番スタイル、
行ったことない人はですね、
この作法にビクビクするようですが、
今はめっちゃ、優しいお店です、
教えてくれるので、心配なし。
「味噌(大)〇〇(名前)です」を告げ、
並ぶもしくは着席して待つんですが、
私は決まって、座敷派ですね。
この日は、外側向き座敷をチョイス、
待ち時間もまた、趣があり愉しみである、
これが人気店の特徴ですけれど、
はい、しばし待って、
いよいよご対面ドン。
能代に数あるラーメン店の中で、
歴史と伝統、人気と知名度は、
まぎれもなく、今でもナンバーワン級、
実際、〇べログでは1位ですよね、
そして、この十八番系というジャンル、
このお店を愛し、目指して誕生した、
そういうお店も今では人気店ですが、
ここがパイオニア中のパイオニアです。
レモンとナッツがですね、
あまりにも有名ですけど、
私は、十八番さんこそショウガ、
これが最強の決め手だと、
今こそ、思うのです。
あ、味噌しか食わないので、
他はどうかは知らんけど。
スモーキーなチャーシュー、
主役になりうるほど美味いネギ、
見た目あっさり系なんだけど、
食べ進めるほど感じる旨味とコク、
昔と変化した部分もあるんだろうけど、
亡き親父さん、あなたの超絶偉大さが、
今になって、恐ろしいほどわかる。
この一杯には、物語があって、
シンプルながらも、相当深いテクニック、
マジで、とんでもない集大成。
そして今、それをしっかりと、
レディース組が引き継いでますよ、
ご安心を。
1人で二杯食べるわんぱくさん、
今でも当然ながらいますけどね、
その気持ちは、わかります。
だいたい、味噌と醤油で悩むパターン。
なら、二杯食うわってやつね。
しかし、漢は黙って一杯入魂、
と、私は思うのでやらないけど。
能代と言ったら、十八番さん。
能代へ行ったら、十八番さん。
ええ、是非とも行ってください。
じゃあ、地元民としてアドバイス、
十八番さんに行く場合には、
駐車場問題がありますよね。
お店専用は、まず無理ですので、
近くの文化会館がこれまで有名でした、
今はですね、北高跡地へ駐車の方が、
実はおススメなんです。
人気なのは、理由がある。
行けば、わかります。
あ、食べ終わったら持ってって、
代金支払いのシステムです、
最後まで忘れずにやりましょうね。
しかし、さすが超名店中の名店です、
ちょっと通うペース上げますわ。