『負けに不思議の負けなし』。
2024.07.09
甲子園予選県大会の初戦で、
地元である能代ブロックに入った、
能代松陽でしたけれども、
ほぼホーム感満載の中で、
残念ながら初戦敗退という結果、
でも、この展開を予想した人って、
実は、結構多いのでは。
正直、能代市民でなければ、
冷静な高校野球ファンであれば、
おそらく、十中六七程度で、
今年なら新屋じゃねと予想される、
そんなオッズ感だったのは事実、
そして最後、本当にそうなりました。
負けに不思議の負けなしとは、
よく言われることですけど、
私は球場で見ていないですけど、
山田マリン駐車場が満車だったとか、
相当な人が入ったようですけど、
この試合の能代松陽については、
守備は及第点であったそうなので、
そこにはあえては触れませんけど、
新屋のピッチャーが典型的な、
ほぼ外のみスライダーでの組み立て、
時折吊り球系の高めストレート、
もうこのパターンしかない、
じゃ攻撃は何を狙うべきで、
個人としても、チームとしても、
徹底されず、好きに振り続けた、
んで最後まで本格攻略できずに、
そりゃ点は多く取れませんよね。
ま、何はともあれ、負ける時って、
こんなもんですよ。
高校野球生活、よく頑張りました。
これは、高校野球をやった人、
でなければ、絶対にわからない、
ものすごく、大変なことです。
そして能代松陽で野球をやるって、
親子共々、相当な覚悟であったはず。
であるからこそ、勝ちたかった、
であるからこそ、勝たせたかった、
でも事実、勝てなかった、
その経験を、この先の人生の糧に。
最後に勝つのはわずか1校、
これは言い方ちょっと悪いけど、
あとはみんな同じ負け組であって、
たまたまその日がですね、
早く訪れただけです。
1回戦負けも、
決勝で負けも、
負けは負け。
そう思えるのは、
人生のもうちょっと先で、
野球がもっと面白くなるのも、
人生のもっと先です。
これで野球を嫌いになる、
そうはならないでほしいです。
特に、最後のこの試合に、
出られなかった選手たちへ、
あなたたちも含めた全員が、
今年の能代松陽であったことを、
私は絶対に忘れないから。