滋賀県守山市のとある中学校、
新3年生のクラス分けで、
いったん決まったクラスが、
配慮が足りなかったとして、
やり直しの、決定が再延期、
大変なことになっているそうです。
学校生活の中で、
クラス編成というのは、
実に重要な要素であり、
子どもたちもですね、
それはすごく楽しみに、
そしてすごく不安に、
それがクラス分けです。
ドキドキですよね。
あまり知られていませんので、
軽く解説しますけど、
学校のクラス分けってのは、
学年部の先生方により、
それは気の遠くなるような、
様々な事柄に配慮した結果、
その最善結果であるわけです。
分け方のポイントとして、
①学力配分
②運動能力配分
③文化活動能力配分
④友人関係配分
⑤その他
こんなとこでしょうか。
学力差や運動差があってはいけない、
また、ピアノっ子が分かれているか、
そして、個人間のトラブル要素など、
あれこれ配慮すべきポイントって、
いろいろあるんですよ。
そして、特に④友人関係配分、
これが、実に…。
簡単に言えば、
「この子と一緒がいい」
「この子と一緒は嫌だ」
そういう申し出に対して、
じゃあどうするのかって検討、
そしてまた、
「この子には、この子が必要」
「この子には、この子はNG」
ま、先生方からの見立てですよね、
これらをプラスしていくので、
もう、難解パズル以上、
めっちゃ、至難の業なんです。
円滑な学校運営のために、
学校も、最大限に配慮はする、
しかし、すべてが取り入れられる、
全員の満足ってのはですね、
絶対に、不可能です。
今回の滋賀県のパターンは、
過去に相当な事象があったと、
まあ容易に想像できるわけです。
何があったのかは知らん、
でも、少人数ってレベルじゃない、
であれば、こんなにならん。
そして強く言いたいのは、
今の子も親もですね、
自分中心、自分のためなら、
あれこれ何でも言えばいいって、
クラス分けも、やり直せるって、
そんなもんじゃないですから。
今回のこれはですね、
とんでもないケース、
言えば自分たちもできると思うのは、
やめましょう。
昔、テストの成績順位が公開、
そんな時代を生きた我々は、
クラス分け、文句あるなら、
成績順が一番わかりやすい、
そう言って、静められた、
おっと、懐かしい思い出です。
クラス分けで、炎上する、
それって、裏返せばですね、
その学年がうまくいってない証拠、
それを表しているのです。
ある意味、怖い話だよね。